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エアアジアは、代表的なLCCですが、元々、LCCという業態は、航空券収入と同じぐらい、アンシラリーサービス(航空券以外の収入)の比率が高く、機内販売だったり、広告営業だったりを頑張っていて、全売り上げの半分程度を稼ぎ出していたりもします。

本業の航空券収入は、LCC、ローコストキャリアという名前の通り、コストを切り詰め、生産性を高め、余分なサービスを削ぎ落とす(オプション有料化する)ことで、低価格を実現するので、フルサービスキャリア(今までのエアライン)ほど、利益率が高くありません。

なので、いわゆる「本業以外」には慣れているといえば慣れているかもしれません。

料理宅配などは、frequencyが、飛行機に乗っての移動より遥かに高いので、顧客リテンションアップには良いサービスかもしれないです。
(アプリはリテンション命)

独自でやるのはゴージェックに大きく水をあけられる後発だなぁと思いましたが、ゴージェックのタイでの事業を買収とはダイナミック。
コロナ収束後にも継続する事業にする覚悟ですね。
エアアジアというよりその親会社であるTune Groupは、多様な事業を展開するサブスクリプション・ビジネスといえます。
 LCCの航空会社だけではなく、ホテル(Tune Hotels、売却済)、通信(Tune Talk)、金融(Tune Money)、エンターテイメント等々を手がけ、囲い込んだ顧客に様々なサービスを提供してきました。収益の上がらなくなった事業はすぐに売却し、新規の事業を手がけてきました。
 今は、航空会社の収益が低迷の極みにあるので、切り離して新規事業を手がけるのでしょう。
 インドネシア最大手の配車サービス、ゴジェック(この企業も配車だけではなく、デリバリーからマッサージまで多角化しています)のタイでの事業を買収するということですが、タイでも航空会社以外の新規事業で収益を確保していくのでしょう。
大きく見ると、これもMaaSのひとつとして捉えられますね。

一人一人の行動特性や購買特性をどんどんインプットしていき、膨大なパターンを蓄積して、アルゴリズムと連動して、例えば空港到着から都市中心部までのあらゆる交通モビリティという手段のパターンを全て認識とインプットして、アクセス、個人の特性、それに伴う手段の選択メニューがディスプレイされ、全て一括支払いとなれば支払いと手段の効率化にも繋がりますね。
エアアジアは従前からスーパーアプリ化構想を掲げていました。
なので、今回のGojekのタイ事業は想定されるイベントだったのかなと思っています。