これでいいのか日本の品質、「適質適価」の喪失で傷む製造業
日本経済新聞
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考えられるのは、以下のようなところがあると考えている。
・契約として妥当性がなければ断りつつ事業継続することが必要なのにそれを考えず、資本関係と取引関係の混同という事業レベルの課題
・いくらで売るかを考えずに開発が進む実質的な受注生産(当然過剰コストか回収見込みのない短命製品となる)という高コスト開発体質
・原価の分析が財務レベルのため必要なQCDポイントの想定がないままできそうなところから行う改善活動という製造現場の限界感
・品質保証活動がゲートとして形骸化してしまいバリューチェーンでの品質保証をサポートする機能の喪失
これに加えて、企画開発を優先し製造現場をオペレーターとして扱ったことによるモノの異常検出力の低下、プロセスでの品質管理発想だったにも関わらず検査による品質管理を進めたことによる配置人員のアンバランス(結果検査工数ばかり増すが生産能力は上がらない)といったことが起こっているのでは。
それがさらに続くと、こんなんじゃやってられません、とモラルハザードを起こして自浄作用も無くなっている、そんなところかな、と。
どうでも良いが、日経は月額4000円以上取ってるのだからクロステックぐらい読めるようにして欲しいな