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株式会社ブリヂストン(英語: Bridgestone Corporation)は、東京都中央区に本社を置く世界最大手のタイヤメーカーおよびそのブランド。 ウィキペディア
時価総額
4.36 兆円
業績



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例えば、室内空間の照明は、人やモノの動きが発生する場所に設置されるのでセンシングのポジショニングとして最適です。
しかも、天井に設置されているので見晴らしがよい=データを集めやすいし、通信環境においてもさえぎるものがない。さらにはすでに電気が通っているので、新たに電気配線を敷いたりセンサーの電池交換が必要ない。
一方、自動車を巡る革命では、地面に唯一接する=路面情報がダイレクトに伝わるパーツである、タイヤに優位性があるはずです。
加えてタイヤは、もっとも頻繁にメンテナンスが必要なパーツの一つでもあります。メンテナンスのタイミング=「顧客接点の機会」なので、サブスクのような継続取引と相性が良いといえます。
ブリヂストンが手がけるタイヤのほかにも、コマツが進めている建設機械のIoTサービス「コムトラックス」や、土木建設業界のプラットフォーム「ランドログ」など、先進的な取り組みがあります。
コマツも最初は建機をネットワーク化することで、「盗難防止」に役立つという、一見すると地味な「ご利益」で顧客にメリットを感じてもらいことから始まりました。そこからサービスが広げり、今や日本で最もデジタルサービス化が進んでいる製造業の1社になりました。
ブリヂストンも、まずは環境にやさしいリトレッド(タイヤの張り替え)や環境が限定された航空機からサービス化をはじめ、徐々に高度なサービスへとステージを上げていく点で、ビジネス変革の基本的ステップとして広く参考になると思っています。
悩ましいは、市場シェアが15%程度で、ある程度強い大手はミシュラン、グッドタイヤとあわせて3強ぐらいにはなっていますが、まだまだ細分化されている業界である点です。
同じくサブスクリプション化で大成功を収めた企業にAdobeがありますが、市場シェアはプロダクトごとに5-60%ありました。高いシェアだからこそ、LTVを最大化させる戦略として機能しました。ブリジストンのパーソナライズはある意味、D2C企業が挑戦している要素をD2Cというフォーマットに拘らず実現することで、他プロダクトと差別化していくことにもあると思います。
LTVを最大化していくのか、プロダクトとしての他社との差別化を図り市場シェアを引き上げていくのか、どちらを軸にこの戦略を実装していくかは、今後注目していくべき点だと思います。
ブリヂストンさんのサブスク、と楽しみに読んだのですが、サブスクリプションとはちょっと違う感じでした。
読んでいて、ビジネスモデルの観点から「サブスク」というわけではあまりなくて、実際にブリヂストンさんも同キーワードには一回軽く触れるだけ。本論はサブスクではないです。
本ビジネスのコアは、「データドリブンな経営による単純なメーカーからの脱却」になります。
サブスクはマーケティング特性、固定費ビジネス、ユーザ購買習慣など、成功の型があります。
モデルをきちんと捉えないで流行りに乗る形だけだと紳士服のように失敗に終わる可能性が高いです。
日本のメディアは、ややバズワード的に
「定期課金モデル=サブスク」
と解釈して連呼している部分もありそう。
本件、少なくとも記事の総括が「サブスクに本気」というのは、目を引きますが、信じる読者をミスリードしそうで、ブリヂストンさんの本位でもないのでは、と。やや邪推かもですが。
今の時代、データドリブルとかよりもサブスクのほうがアクセス増えるのは分かります。
スポーツ紙とかならまだ、ね、、
ブリヂストンさんをサブスク事例とかでは理解せず、内容をしっかり読んでご自身で咀嚼いただくのが良いと思います。
これはタイヤに限ったことではないが、そもそも私のような素人からすると、摩耗や経年劣化の度合いは分からない。最近ほとんど乗る機会が少ないにも関わらず、車検で色々指摘されると、何となく納得感もない。
データがきちんと蓄積されて、然るべきガイドが為され、事故予防の観点からも、コスト最適化の観点からもサポートしてもらえるなら、とても良いサービスになると思う。
テクノロジーの進化が正しく活用されると、いろんな意味な人類にとって良い影響を与える、という好事例になってほしいですね。
我が家は衣替えのように冬はスタッドレスに変える運用してますが、倉庫から出してディーラーに持っていって交換してもらって、と、よくやってるなと。大きなおもちゃみたいな感覚?!
倉庫&交換作業ニーズですよね。みんなどうしてるんだろうか。
といいつつ全部夫が担当してるので何も知りませんが。。
一般車では、記事にあるように走行シーンが多様なのではるかに難しいだろう。ただ、それも全部をカスタマイゼーションするのではなく、パターンを組み合わせるとできるかもしれない。
代表的な事例はミスミの金型部品。カスタマイゼーションという言葉ができる前からあるものだが、代表的な半製品を用意しておいて、受注があってからそれを加工して、組み合わせによって無限に近い商品バリュエーションを提供している。
タイヤは、一般的にはカー用品店などで在庫を持つ、在庫型の製品。金型部品のような受注部品ではない。ただメリット上回るなら受注型に変えられる可能性もあるし、それはブリヂストンは直接顧客接点を増やせる可能性(メディアが販売店→デジタルシフトすると、直接接点持てるのと一緒)。そうなってくると商流・ビジネスモデルも変わっていくのでもっと興味深くなってくる。
個人向けのサブスクリプションは少し時間がかかりそうですが、航空業界やタクシーなどのビジネス向けには有効かもしれません。足回りの不具合で、大きな事故になりかねない。それをIoT連動し事前に察知できれば、大事故を未然に防ぐことができます。
品質でモビリティを足元から支えるという創業者石橋正二郎氏のDNAが、デジタル化の時代においても根付いていますね。
タイヤの生産技術の難易度が非常に高いことやスパコンでもゴムの伸び縮みの計算を簡単に行えないことなど非常に興味深いです。
ちなみにブリヂストンのリトレッドタイヤは新品対比で原料が▲73%とのこと。
https://www.bridgestone.co.jp/csr/environment/resources/action02/index.html
常にタイヤ利用時の車両データを得ることができれば、サブスクとしてタイヤを提供し、かつサブスクの1番の利点である"常にユーザーに最適な状態を提供する"という価値を創り出せる。
また、その根幹にはビジネスモデル変革だけでなく、コアの強みとしての"技術力"がある。
自分たちに圧倒的な知見があり、技術があることが土台にないと、上辺だけの変化にとどまってしまう。