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コロナ「打ち負かした」わけではない バイデン氏、米独立記念日演説

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    独立記念日の今日は、各地で花火大会。ニューヨークでも2年ぶりの花火大会で、すごい人出でした。

    川沿いの高速道路を通行止めにして、花火の観覧席にしていましたが、中に入れるのはワクチン接種証明書を提示した人のみ。それ以外の人は少し離れたところから見る形になっていました。

    また、すかさずワクチンカーも出動し、花火の待ち時間にもワクチン接種を受けられるようになっていました。

    ニューヨークでは、成人の72%がワクチン接種を終えました。さらにその接種率を上げるのに、July 4thも活用するというのは、執念にも近いものを感じます。


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    東北大学大学院 国際文化研究科 国際政治経済論講座 専任講師 米政治外交研究者

    アメリカの独立記念日である7月4日。全国民の7割がワクチンを接種して集団免疫を得て「新型コロナからの独立」を祝う目標でしたが、前週時点で1回以上接種が67%。あと数週間かかる見込みのようです。南部州の一部では5割切るなど、エリアによるバラツキも。またデルタ株も懸念のようです。

    ワクチン接種を喚起しつつ、同時にバイデン政権は'America is coming back together'と謳っています。独立記念日はBBQでホットドック作ってパーティするのが典型的ですが、接種完了の家族や友人とすることは可能に(非接種者や接種途中には事前検査推奨、マスク推奨)。だいぶ日常を取り戻してきました。未接種者がつられそうなのが怖いですが...

    また独立記念日は広場で祝賀コンサートを聴いて花火を観て、というように各地で盛大に祝われますが、バイデン大統領らは全国でのイベントで遊説しており選挙キャンペーンの様相を呈してきました。

    https://amp.cnn.com/cnn/2021/07/04/politics/bidens-july-4-white-house-event/index.html


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    東京大学 公共政策大学院教授

    元々は7月4日までに成人の70%のワクチン接種を終えるという目標だったが、ワクチン拒否の壁に阻まれて未達なので、まだウイルスの脅威はあると強調せざるを得なかったのだろう。それにしてもワクチン拒否者の壁は高い…。


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