「インフルエンサーは、職業なの?」Z世代が示した〝独自の線引き〟
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ここ10年でYouTuberを筆頭に新しく市民権を得た職業は多い。
ただ稼げるだけであれば市民権は得られず、むしろ後ろ指をさされることが多い。
必要なのはたった1人のトップランカーが世間の賛同を得られるかどうか。
ヒカキンがそれを担ったように、他のまだ「市民権を得ていない職業」もトップランカーが世間からの承認を得られるかでその職業の今後が大きく変わってくるように感じる。
ライバーとe-sportsとかは分かりやすいかも知れない。
一般通年で語られる職業のラインナップには入っていないが、間違いなく巨額を稼いでいる人がいる。ただまだ日本においては市民権を得切っていないように思う。
夜の世界の職業も同様。
職業として市民権を得るかどうかは「世の中に良しと認められる風潮を作れるか」に掛かってるように思う。■活動プラットフォームによる違い
YouTubeが97%と最も高いのは、
①編集という技術が必要とされること ②広告収入が入ること
を認識されているからでしょう。
半分ほどの割合のライバーとInstagramはそれぞれ
投げ銭やPRによる収入があることを
認識され始めているからでしょう。
TikTokやTwitterが低いのは
購買転換率が低く他のSNSほどマネタイズ基盤がないことを
消費者もなんとなく理解しているからなのかもしれません。
■インフルエンサーは職業か
インフルエンサーと一口にいうと広義ですが、お仕事を一つでもした時点でそれは職業だと私は思います。もしくは、何らかの目的やプロ意識を持って発信し始めた時点でインフルエンサーかもしれません。
ただ、この認識には人によって違います。生活が成り立つレベルのことをインフルエンサーと呼ぶ人もいます。それは、人それぞれで良いと思います。
問題は、案件時に双方の認識が違う場合です。特にPRには相互無償というのが存在しており、広告主とインフルエンサーの間で齟齬があるとトラブルの元になることも。どんなケースであれ、双方の積み上げてきたものに対するリスペクトをできる関係でありたいものです。
■インフルエンサーだけで生きてけるのか
ファンをつけたインフルエンサーは、時間と共にどんどん力を増しています。SNSの発展とともに、インフルエンサーの仕事だけで生きていける人の総数もかなり増えました。ただ、そこまで辿り着かないインフルエンサーもいます。むしろその方が多いです。
インフルエンサーとして生活できるだけのお金を稼ぐには相当な労力が必要なケースも。途中で折れてしまう人もいます。
これには理由がたくさんあるのですが1つは文化です。日本にはPRを良しとしない文化があります。PRは、撮影や編集や発信にかなりの時間とコストをかけているインフルエンサーからすればやっと得られる対価なのですが、人は押し売りされると気分を害すもので、PR案件をするインフルエンサーにネガティブなイメージを持つ人もいます。
■インフルエンサーの今後
2021年、各SNSの間でインフルエンサーの取り合いが起こり、インフルエンサーのマネタイズ基盤は充実していきます。Instagramは、インフルエンサーのために投げ銭機能やアフィリエ (文字数れっきとした職業ですよね。コンテンツを提供し、それに価値があるからこそ収益に繋がるわけで、ちゃんと生活できるのであれば職業だと言えるかと。
それを否定するなら、タレントも、芸人もアーティストも否定するのと一緒。
今後はライバーの社会的地位もどんどん上がってくるはず。