軽視される「家庭科」を学ぶ意義はどこにあるのか
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エコノミーの語源はオイコノミア(家庭のやりくり)ですからね。
通学が遠くなって辞めてしまいましたが、以前実践女子大学の生活科学部(旧家政学部)で、「不確定性下の意思決定理論」という講義をしていました。なかなか楽しかったなあ。キャリア教育の授業を学校設定科目で立ち上げて、実施したことがあります。
体調や感情の整え方や、勉強を方法、話の聞き方などの学校生活を過ごす上で基礎になる事柄。
進路の選び方やアルバイトの探し方や意義、
企業の社長やハローワークの方の講話や就労移行支援事業所の体験など、生徒の学校生活に必要なことからキャリア形成までを解説しました。
家庭科や保健体育でも、近い内容のことが取り上げられており、生きていく上で大事な内容を扱っていると思います。
本来は受験科目ではないからということで疎かになるものではない気がしますが、
やはり、進学校であればあるほど、高校が「大学受験のための予備校」という認識は強いように思います。
教育が、「生きていくために大切なことを学ぶ」というより、「社会階層の中で上にいくための選別」という要素が強いからこその現象ではないでしょうか。私の時代には男子には家庭科なかったですが、資産形成を入れるなら、流れが大事かと。唐突だと不自然で、変な流れにいきそうです。
たとえば、Alice Watersという米国スローフードの母(レストランオーナーシェフ)のEdible Gardenというプロジェクト。
荒廃した学校に、畑をつくって、収穫物を料理したり、歴史を学んだり。地域コミュニティを巻き込む、いわゆる越境型プロジェクト教育(今風なら「探究」?)。
衣食住がバランス良く、五感で体感できる仕組みが大事かと。
そして、ぜひ、環境としての建築教育も入れていただければ。