社長謝罪が日本を良くするわけではない〜経営責任とガバナンスの関係
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注目のコメント
最近、不正・不祥事や経営上のトラブルが相次いでいますので、ガバナンスの観点と経営者の責任、また日本の構造的課題について記載してみました。
社長の謝罪会見ばかりを眺めていても日本はなんらよくなることはありません。そうではなく、こういう状況に陥ってしまっている本質的な原因に目を向け、それをどのように解決していくか、という未来志向で、経営責任やガバナンスについて考えていく姿勢が大事だと思っています。各国ごとに文化の違いはあるし、それによるお作法も異なるとは思う。ただ企業展開がグローバル化するなかで、実質的・実効的なガバナンスのほうが圧倒的に重要。それが担保されたうえで、社会受容という観点でお作法が実行されていくのがあるべきだと思う。
三菱電機の記事でもコメントしたが、記者会見の糾弾や辞任とかは、本件について個人的にどうかと思い、記事での村上さんの論旨に完全に共感する。
コンプライアンス・ガバナンスの徹底という経営責任はあるが、本事象についてはどれだけそれを捕捉できる可能性があったか。もしくは他社で一般的と言われるレベルのガバナンスが敷かれていなかったなら理解できるが、個人的には少なくない会社で同様の「現場でのやりくり」はあるのではないかとも思う。ヒヤリハットと同じで、顕在化していないものは大量にあるのが現実だし、様々な不正において一度出てくると大きいものから小さいものまで表に出てくるサイクルもある。そのサイクルになっていないだけの企業も多くあるだろう。
それを決して許容するわけではなく改善していって欲しいが、本当に刹那的な意思決定・結論を、社会が断罪するような形には違和感を感じる。
https://newspicks.com/news/5985237ガハナンスがボロボロの日本企業のほとんどは、クロールバック条項がない。
なくても責任を痛感しているなら、謝罪時に役員報酬の大半を会社に自主的に返すべき。
謝罪なんて形式だけ。
実質的には「勝ち逃げ」。