ブランソン氏、今月11日にも宇宙へ ライバルのベゾス氏より先に

コメント

注目のコメント

• 小野 雅裕

  NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家

  ・2021年07月02日

  やー、これは驚いた。ブルー・オリジンを土壇場で逆転。数日差の熾烈な世界初競争。これでまたブルー・オリジンが予定を繰り上げたりして。
  
  まあしかしヴァージンは高度80kmなので記録上の宇宙飛行といえるか、微妙な感じです。もともと彼らも高度100kmがゴールだったのですが、アメリカ空軍が80kmを宇宙としてたなんていう誰も知らなかった（かつ誰ももう使ってなかった）基準を引っ張り出してきてゴールを動かしました。まあ体験としてはそんなに変わらないんでしょうが、記録としての世界初を主張したいなら、ちょっとずるい気もします。
  
  もちろんどこから宇宙という明確な境界はありません。高度100kmのカーマンラインがもっとも一般的に認められている基準ですが、もちろんそこに物理的意味はありません、ただキリがいいだけです。これが重要になるのは、記録としての意味だけです。まあでも今回は本当に記録としての意味を狙ったフライトですから、、、
  
  たとえば、ランナーが40kmを走ったらそれは立派ですけど、それをもって「マラソンを完走した」と主張するなら違和感があるな、と。
  
  ブルーオリジンは予定通り7/20に100kmに打ち上げて世界初を主張するのかもしれません。こちらの記録は、誰も文句は言わないでしょう。
• 鈴木 一人

  東京大学 公共政策大学院教授

  ・2021年07月02日

  かつて「宇宙競争」と言えば、国家同士の争いであったが、今や大富豪がプライドをかけた競争をやるのが「宇宙競争」。まあ、こういう競争は誰も傷つかないので、どんどんやってほしいところ。
• 藤原 寛朗

  一般社団法人SPACETIDE

  ・2021年07月02日

  両社の目指している高度が異なるため、何とも言えない所はありますが、Virgin Galactic社とBlue Origin社の日にち単位のシーソーゲームはとても見応えがあります。
  
  両社とも無事に打ち上がることを祈っております。