「ワクチンパスポート」7月下旬 発行開始の見通し 官房長官
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ワクチンパスポートは、海外に行く予定をしている私にとって、とても必要なので、地域が発行する(と思われる)中、何とかシステムを統合し(大規模会場での接種が反映されるように)発行して欲しいと思っています。
ワクチン接種証明(ワクチンパスポート)やPCRでの陰性証明がなければ渡航などに制限が加わり、わが国だけが不利益を受けるということであれば発行は必要な措置だと思います。
ただ、これら証明は、感染被害を受けにくいことは予想できても、害を与えにくいことまでは証明されておらず、「パスポート」という名称が適切かについては疑問です。現時点ではワクチン接種証明やPCRでの陰性証明があることに関わらず、感染したくない側が、感染を回避する行動を継続して行う必要があると考えられています。
・PCR検査について
新型コロナウイルスに既に感染していると考えられるのに、感染から日数が経っていない場合、60~70%くらいしかPCR検査が陽性にでない可能性が報告されています。
https://jeaweb.jp/covid/qa/index.html(日本疫学会)
つまりは、PCRの陰性証明の保持者はウイルス感染をしていないということは言えず、そのような方と接触すると、当然感染のリスクがあります。
・ワクチンについて
ファイザー製ワクチンの接種で十分な免疫ができるのは、2回目の接種を受けてから7日程度経って以降で、その場合、ワクチンを受けた人の「発症予防効果」は約95%と報告されています。しかし、現時点では「感染予防効果」は十分には明らかになっていません。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_pfizer.html(厚生労働省)
つまりは、ワクチン接種をしている方の発症は抑えられていても、その方が実際はウイルス感染しており、ワクチン接種をしていない方に感染させる危険性は排除できません。
厄介なことに、発症しない感染者が多数存在する新型コロナウイルスでは、実証はほぼ不可能とも考えられています。
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000680224.pdf(第17回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会)
このような状況を理解すると、「ワクチンパスポートやPCR陰性証明をもつ方は『感染させない方』と思い込むのは危険」で、自分の身は、ワクチンを接種するなどして自分で守るしかないとあらためて思います。同時に海外邦人が帰国する際に、ワクチン接種者の隔離条件を緩和する事も最速で検討してもらいたい。日本居住者の海外出張も含めて接種の広がりとともに海外渡航を緩和していかないと、経済的なダメージが更に拡大してしまう