[パリ 30日 ロイター] - 仏自動車大手ルノーは30日、2030年までに自社モデルの最大90%を電気自動車(EV)にする計画を発表した。急成長する同分野で先行する独フォルクスワーゲン(VW)を追撃する。

デメオ最高経営責任者(CEO)は2025年までに電気自動車10車種を発売する方針を示し、新たな専用プラットフォームを導入することで、より低コストでの製造が可能になるとした。

従来は、2030年までにルノーブランド車の90%を電気自動車とハイブリッド車で構成するとしていた。新たな計画ではハイブリッド車を除外して目標達成を目指す。

同CEOは声明で「今日、ルノーグループのEV戦略を歴史的に加速させる」とした。

ルノーのコンパクトEV「ゾエ」はここ数年、欧州で最も売れた電気自動車だが、フォルクスワーゲンの新型EV「ID.3」などに押され気味となっている。