[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツ連邦雇用庁が30日発表した6月の失業者数(季節調整後)は前月比で3万8000人減少し、269万1000人となった。新型コロナウイルス感染者の減少と規制措置の緩和で経済回復が加速していることが背景。

ロイター調査では2万人の減少が予想されていた。

失業率(季節調整後)は5.9%となった。

また、政府の雇用維持策により労働時間の短縮を余儀なくされている従業員の数が大幅に減少したことも明るい兆しとなった。

雇用庁のシーレ長官は「企業は短時間労働を縮小し、再び新規雇用を行っている」と述べ、失業者数と不完全雇用の両方が引き続き大幅に減少していることを明らかにした。