[マドリード 28日 ロイター] - スペインのサンチェス首相は28日、2021年第2・四半期の国内総生産(GDP)が前年同期比18%増加するとの見通しを示した。

サンチェス首相は、カデナSERラジオに対し「経済回復が芽生えている。間もなく終わる四半期のGDPは前年比で18%増加するだろう」と述べた。

前年第2・四半期は、新型コロナウイルス感染対策の大規模な行動制限の影響で21.6%減少していた。

ここ数日、政府は前期比成長率が1.6─1.7%になる可能性があると述べている。第2・四半期のデータは7月下旬に発表される。

昨年、コロナ規制はパンデミック前に経済の約12%を占めていた観光産業に壊滅的な打撃を与え、工場の生産や個人消費が低迷した。第3・四半期は四半期ベースで回復したものの、前年比で8.6%縮小。通年では過去最悪の10.8%のマイナス成長だった。

昨年末から今年初めにかけては感染第2波、第3波で再び行動が規制され、悪天候も加わり景気回復に水を差した。

3月末以降のデータは堅調な景気回復が進行していることを示し、成長率予想が上方修正された。スペイン中銀は現在、今年の成長率を6.2%と予想している。

政府の今年の成長率予測は6.5%。これはワクチン接種の進捗と欧州復興基金からの資金を前提としている。