AWSが米国家安全保障局お墨付きの暗号化メッセージングサービスWickrを買収
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Amazonが暗号化通信プラットフォームを展開するWickrを買収したとの報道。
AWSは引き続きAmazonの成長を牽引していますが、この買収により、クラウド空間における「信頼」強化が期待されます。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、ハイブリッドな就業環境への移行が進む中、企業や政府機関で安全なメッセージングの需要が高まっていることが買収の理由だと記事中では紹介されています。
また、AWSは米国防総省の防衛基盤統合事業「ジェダイ」( Joint Enterprise Defense Infrastructure)を失注し、MicrosoftのAzureが契約獲得していましたが、そうした風向きを変えられるかも注目です。
https://japan.zdnet.com/article/35151211/
https://jp.techcrunch.com/2020/12/21/2020-12-16-amazon-asks-judge-to-set-aside-microsofts-10b-dod-jedi-cloud-contract-win/Amazon収益の屋台船であるAWSの経済圏が、政府機関にまで入り込んできそうな勢いです。
参考)2020年通期のAmazonの売上高は3860億6000万ドル(約42兆1600億円)で、そのうち12%をAmazon Web Services(AWS)が占めている。
出所:Do Amazon ads bring in more cash than AWS? — Benedict Evans
https://www.ben-evans.com/benedictevans/2021/3/14/do-amazon-ads-bring-in-more-cash-than-awsやはり買収ですか。市場ニーズに従ったイノベーションの多くを買収によって獲得しピースを埋めていく、大手IT企業。
セキュアな通信サービスはニーズがどんどん広がっていくでしょう。他のサービスと連携できるようにするでしょうから、すぐさまそのエコシステムは拡大していきます。他の大手も追随するでしょう。あとはスピード勝負です。