英新興バイクメーカー、「風穴付き電動バイク」で世界最高速に挑戦へ
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408km/hオーバー！
この空気抵抗に打ち勝つだけの駆動力を後輪に与えると、反力で前が浮きそうになります。この速度域で一旦浮き始めれば、あとは風に押されるまま後転して大惨事になりかねません。
そうならないように各種センサを持つトラクションコントロールが駆動力を調整し、十二分なパワーを持つバイクは実質的にこれが最高速になります。
この風穴付き電動バイクはAWDとすることで前が浮くモーメントを低減し、かつ前輪が空転しないように空力的な下向きの力を与えているように見えます。中央のトンネル下面が後方へ向けて若干上へ登っているのがそれです。こうすることで空気抵抗を増やさずにダウンフォースを与えているのでしょう。見れば見るほど面白い形をしています。面白い！内部に空気を通すと、車体全体の「塊」としては空気と接する面が増えそうだが（面が多いほどそこの界面抵抗が増えそう）、トータルで考えたときにこの方が良いのだろうか。
そしてモーターを低くおけば重心は下がる。また車輪を地面に強く押し付けると、抵抗も増えるが、駆動伝達もより多くできるのだろう。おぉ、バイクとドライバーが一体化してる。
この体勢で408km/h超えとなると恐怖以外感じそうにありませんね。次の日には今まで経験したことのない箇所の筋肉痛を味わうことになりそうです。
