2021/6/27

【新】教養として知っておきたい「法務」の世界

徐 東輝(とんふぃ)

弁護士（スマートニュース株式会社/法律事務所ZeLo//Mielka）

私たちの暮らしに欠かせない「法務」。

これまでの法務は、どちらかというと企業や個人を「守る」ためのものと考えられてきた。しかし昨今では、法律や契約を味方につけ、戦略的に活用する「戦略法務」の必要性が注目されている。

ビジネスパーソンが法務の知識を持てば、トラブルを回避し、身を守ることに繋がるだけではなく、自身が知らず知らずのうちに加害者になることも防げる。さらには新しいビジネスを創出することにも、法務の知識は不可欠だ。

本連載では弁護士の徐東輝氏が全4回にわたって、ビジネスパーソンが知っておきたい法務の基礎知識を解説。全部の回を読み終えたとき、あなたは法務の奥深さを知り、世界の見え方が変わるはずだ。

INDEX

• なぜ、法務が重要視されるのか
• そもそも「契約」とは何か
• 「小さな嘘」の上の契約
• ビジネスの現場の「小さな嘘」、NDA

コメント

注目のコメント

• 結城 東輝

  弁護士（スマートニュース株式会社/法律事務所ZeLo/NPO法人Mielka）

  ・2021年06月27日

  本日から連載を担当させていただきます！
  文中で記載している「皆が小さな嘘をつく社会」を前提にしない契約行為のあり方がこれから極めて重要になっていると考えています。連載を通じて戦略法務のあり方をぜひ皆さんと考えていければと思います。よろしくお願いいたします。
• 野村 高文

  Podcast Studio Chronicle 代表

  ・2021年06月27日

  プロピッカー新書、今回のテーマは「ビジネスパーソンのための戦略法務」です。実はアメリカ企業を中心に、法務の専門家が経営陣に入り、経営戦略の重要な部分を担う事例が増えています。法務の知識を持てば、単に守りにつながるだけではなく、新しいビジネスを創出することにもつながる。そんな奥深い法務の世界を、弁護士の徐東輝氏が解説します。
• 碓氷 早矢手

  講談社 宣伝統括部担当部長

  ・2021年06月27日

  「法務をプロフィットセンターと認識し最大限活用する米国企業と、コストセンターであることを前提にした位置づけから脱却できていない日本企業の法務の違い」
  
  法務や総務といった仕事が、決して内向きなものではなく、競争力そのものであるということは、もっと多くの人に知られてほしい。
  次回も楽しみです。