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他国の救済に自国のコストが生じないようにしたい、つまりはそうした対立から始まったユーロ危機でしたが、危機を防ぐないしは痛みを緩和するスキームに関しても、結局は同じような対立を繰り返しています。
実にヨーロッパらしい現象です。
銀行同盟の3本柱は銀行監督、破綻処理、預金保険の一元化。ECBによる銀行監督の一元化は2014年、破綻処理は2016年にスタートしています。残る難題が預金保険の一元化で、2024年までに10万ユーロを上限に預金を保護する制度を実施するとの案を2015年に欧州委が示したものの、預金保護の資金を十分持たないイタリアなどの預金者を自分たちの負担で保護することを怖れるドイツのメルケル首相等の反対で纏まらず、今日に至っているわけですね。
欧州域内の経済的統合を目指す理想と裏腹に各国が利害を巡って厳しい交渉を繰り返す欧州は、危機をバネに新たな合意を成立させてきた感なきにしもあらず。次の危機が来る前に合意できれば良いですが、さて・・・ (^^;
「意見の分かれる共通預金保険制度の創設を意味する銀行同盟が完成すれば、ユーロ圏銀行危機の可能性を大幅に低下させ、ユーロに対する市場の信頼性が高まり、ユーロ需要を押し上げるとみられている。ただ、いくつかのユーロ圏諸国では非常に敏感な問題となっており、預金保険制度の合意に向けた取り組みは数年にわたって行き詰まっている。」
この辺りのことから時期については域内の財務相に委ねる内容の声明になりそうということですね。