2021/6/26

【独占】弱点がない星野佳路に、経営課題をぶつけてみた

NewsPicks編集部
観光業界が大打撃を受けたコロナ禍にあって、星野リゾートの動きは素早かった。
星野佳路代表は、新型コロナウイルスの感染が拡大するや、「18ヶ月の経営計画」や「倒産確率」を即座に発表。
さらに、観光業界を救う手段として、地元や近隣への短距離観光「マイクロツーリズム」を提唱するなど、未曾有の危機における対応力で、周囲を驚かせた。
地方の温泉旅館を急成長させた実績があり、危機にも強い。いつも論理的な星野代表に、弱みはあまり見つからない。
星野リゾートに、弱点はないのか──。
NewsPicksは隔週土曜に配信中の番組『デューデリだん!』で、大胆にも星野代表に、経営課題をぶつけてみた。
コロナ対応や海外戦略、後継者問題など、星野リゾートの「これから」についてたっぷりと語ってもらった。
『デューデリだん!』星野リゾート篇の中から、インタビュー全文をテキストでお届けする。
星野佳路(ほしの・よしはる)/星野リゾート代表。1960年、長野県軽井沢町生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、米コーネル大学ホテル経営大学院修士課程修了。1991年、父の跡を継ぎ、4代目「星野温泉(現・星野リゾート)」の社長に就任。軽井沢の温泉旅館を、日本有数のホテル運営会社に成長させた。

弱点を、聞きに来ました

──今日は、星野リゾートの弱点を伺いに来ました。なかなか見つかりませんが、いくつか質問させてください。
星野 もちろんです。