[東京 24日 ロイター] - 24日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比45円23銭高の2万8920円12銭となり、小幅に反発した。オーバーナイトの米国株式市場がまちまちとなり手掛かり材料に欠ける中、時間外取引での米株先物やドル/円が111円近辺と円安基調で推移したことが追い風となった。

23日の米国株式市場では、ナスダック総合指数が再び最高値を付けた一方、S&P総合500種は下落。大型グロース株が引き続き買われた。

日経平均は軟化したシカゴ日経平均先物にサヤ寄せする形で小幅安でスタート。その後は時間外取引での米株先物や為替の円安が支えとなり、プラス転換した。

市場では「全体的な基調は強いものの、FRB(米連邦準備理事会)の金融政策などまだ消化しきれていない材料があり、上値を追いづらい。手掛かり難の中、為替や米株先物が判断材料となっている」(国内証券)との声が聞かれた。

TOPIXも小幅に反発し0.07%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は9727億1500万円と1兆円を下回った。東証33業種では、鉱業、非鉄金属、鉄鋼などの19業種が値上がり。半面、その他金融業、不動産業、空運業 14業種は値下がりした。

個別では、ソフトバンクグループが反発し前営業日比3.06%。株主総会で孫会長が自社株買いも検討課題と語ったことが引き続き材料視されているほか、一部の外資系証券が「AI時代の主砲への期待を再び織り込む局面」と指摘したことも注目された。

エーザイは3.98%高、エムスリー、ホンダ、セコムもしっかり。アドバンテスト、ダイキン工業、ファナック、第一三共はさえなかった。

東証1部の騰落数は、値上がりが1107銘柄、値下がりが943銘柄、変わらずが140銘柄だった。