動き出した欧州復興債、新たな安全資産の誕生か＝唐鎌大輔氏

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注目のコメント

• 唐鎌 大輔

  株式会社みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト

  ・2021年06月24日

  欧州復興債は新たな安全資産になるのか？というテーマは壮大でありつつ、超長期の目線では遥かにアップサイドのある話だと思います（少なくとも暗号資産に未来を見出すよりも）。リザーブマネーを取り込めるかどうかという視点で見ても欧州委員会発行の最高格付け債券は（しかもそれがESG債という体裁を取るなれば）十分な需要があるでしょう。問題は十分な供給を確保できるのかという点ですが、これはつとめて政治的な問題ですが、コロナを奇貨として僅かばかりでも時代が進んだのであれば研究対象としては面白いものだと考えます。