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一方、若ければ特にいつでも再挑戦するチャンスは山ほどありますよね!今回の経験から「いつでも会社は辞めていい」という投げやりなマインドになるのではなく、「自分に向いている就職先はどこかが分かるようになる判断基準軸ができた」と前向きに経験を学びと捉えるのかで、その後の人生はかなり変わってくると思います。
サンプルが全く違うので評価はできませんが、この1年間の働き方を考慮すると、高卒に限ることなく離職者が増えているかもしれないという危機感は持った方が良さそうです。
大学数が多くなりすぎたため、高卒就職の人たちの比率がグンと下がってしまったのが原因でしょう。
私の昔の先輩が、「大卒以上ばかりだから無理して息子たちを無名のFラン大学に入れたよ」と嘆いていました。
昔は、とても優秀な高卒社員がたくさんいました。
野村投信では、商業高校卒業ながら独学で英語ペラペラの人もいました。
大学の乱立は、裕福でない家庭の子供の将来を狭くしてしまいます。
昨年は、多くの生徒がマッチングよりもとにかく決めることを優先した印象があります。
それによってミスマッチが起こりやすい素地はあった可能性があります。
コロナ禍ではありましたが、全体の求人倍率自体が2倍を超えており、内定率も前年度上回りました。
ただ、コロナの影響受けやすかった接客をはじめとする業種が大きく求人数を絞ったために、希望の業種に就けなかった生徒は多くいました。
一方で、生徒は、条件面よりも、見学等で自分を温かく迎えてくれたかどうかを選考受ける基準にした面もありました。
毎年ミスマッチがでるのは避けられないことですが、就職は生徒の人生に関わる重大なステップなので、少しでも1人でも多く良い形になるように尽力できればと思っています。
個人も会社や業界の調査をしてフィットを確認することは大事ですが、それでもやって見たら違うということは誰にでもあると思います。特に高校生ですから、どれだけ多様な可能性を提供できるか、と考えたほうが良いのではないでしょうか。経済的、また社会的な慣習から日本でできるか、わかりませんが、海外では就職をしない、兵役につく、ボランティア活動と仕事を並行してするなどのオプションもあるようです。