[ワシントン 23日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は23日、経済活動の再開に伴う物価上昇が解消するには「幾分か」時間がかかる可能性があると述べた。

FRB当局者は、昨年は物価上昇が新型コロナウイルスの感染拡大で抑制されていたため、前年比でのインフレ率の数値が上振れする可能性があると年初から指摘してきた。

ただボウマン理事は「このところの物価上昇は、こうした単なる数値の問題を超えている」とし、物価に対する圧力は「供給のボトルネックが解消するにつれて緩和する可能性があるが、幾分か時間がかかる」と述べた。

こうした見方が自身の金融政策見通しに及ぼす影響については語らず、「状況を緊密に注視し、必要に応じて自身の見通しを調整する」と述べるにとどめた。