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ブラジル先住民と警官隊衝突 保護区めぐる法案の審議中断

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    在ブラジル建築プロデューサー/隈研吾建築都市設計事務所ブラジル担当室長

    ブラジル国内でもかなり大きく取り上げられ注目されている土地境界線改革法PL490法に関するニュースです。
    この記事にあるように、昨日は中断された審議が今日改めて行われ、賛成が過半数を超えたため、下院の憲法・司法・市民委員会(CCJ)は法案を承認し、注目されている項目の議論の後、上院下院の両院で議論されることになりました。

    この法案は元々2007年に提案されたもので、その後一度棄却されていましたが、今になって再検討されているものです。
    簡単に言うと、現状、土地が先住民保護区の中であっても、連邦憲法が公布された1988年10月5日当時に在住していたと言う何らかの証拠がなければ保護区として認めないと言うもので、現状の先住民保護区とそれ以外の土地との境界線が大きく変わる可能性があり、それゆえに大きな議論となっている訳です。

    この記事でも結びに「これまで保護されてきた地区での鉱山や発電用ダム、道路などの開発に道を開くもの」と書かれていますが、まさにその通りで、乱開発がさらに進み、ここ数年で話題になっているアマゾンの森林破壊がさらに進む可能性がある非常に危険な法案です。

    と同時に、FUNAI(国立先住民保護財団)によると、アマゾンの熱帯雨林には約100の孤立した民族がいると言われてます。もし保護地区の境界線が大きく変更になった場合、いわゆる文明社会からは距離を置いてきた、もしくはそれさえも知らない民族たちに多大なる影響を与え、彼らの自由や人権を剥奪しかねることにもなるでしょう。

    14年前の法案をコロナ禍のこのタイミングで引っ張り出してきたのは極めて意図的と思えざるを得ませんが、一つ言えることは、アマゾンの森林破壊を助長するようなこの法案を作ったのは、現大統領のボウソナロ大統領ではなく、労働者党(現野党)のルラ元大統領の時代だったと言うことも来年大統領選をこの二人が争うことは必至なのでメモしておいた方がいいでしょう。


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