この連載について
NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。いま知りたい注目ニュースを、わかりやすい解説や当事者インタビューなどでお届けする。
関連する企業
国内大手通信会社のソフトバンクを中心に、Yahoo!・LINEなどを展開するZホールディングスなどを子会社に持つ。持分法適用会社には中国ECサイト最大手のアリババなどがある。
業種
プライベート・エクイティ
時価総額
13.3 兆円
業績
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He sought to put the focus on SoftBank's role as a "capital provider for the information revolution" backing tech startups around the world but faced repeated questions at the meeting about its plans for repurchases.
孫社長は、世界中の技術系新興企業を支援する「情報革命の資本提供者」としてのソフトバンクの役割に焦点を当てようとしましたが、会議では自社株買いの計画について繰り返し質問を受けました。
"Aren't you going to do more, are you still not doing it, how much will you buy - being so concerned about only this makes me a little sad," Son said.
"(自社株買いを)もっとやらないのか、まだやらないのか、どれくらい買うのか......これだけを気にされると、ちょっと悲しくなりますね」と孫社長は語った。
1つ目は、いわゆる創業社長タイプで、0⇒1が得意な人。
ZOZOの前澤さんやCyberの藤田さん、以前の堀江さんなど、自身のカリスマ性やリーダーシップも活用しながら短期間で新しいことを形にしていくことに長けています。
2つ目は、いわゆる職人社長タイプで、1⇒10が得意な人。
前述のZOZOを引き継いだコンサルあがりの澤田氏や、ローソン・サントリーなどを歴任する新浪氏など、経営のプロとして内部の仕組みを整備することに長けています。トヨタの豊田社長もこちらでしょうか。
孫さんが難しいのは、前述の両方を兼ねていること。
自身が強い想いを持ったスーパープレイヤーでありながら、経営のプロで巨大企業を回すだけのチームを構築できるバランス感。
誤解を恐れずに言えば、100m走のスピードでマラソンできる人、でしょうか(笑)
当然そのような人材はなかなかおらず、日本ではファストリの柳井氏、DeNAの南場氏、Rakutenの三木谷氏など、ごくごく一部。
そのように自身のDNAに近いところで後継者を探せばカードは限られ、海外含めて孫さんは見ていますが、それでもなかなかいないでしょう。
プロ経営者であれば、取締役会のメンバーで十分なのです。
元々2代目への事業承継は非常に難しい問題で、先代社長の社内外プレゼンスが高いほど次は難しくなります。
セオリー的には孫さんが元気なうちに多少の影響力を残して後継者に引継ぎ、自身は会長職などからサポートしながら徐々に自身のネットワークや帝王学などの資産を渡していく。
それがソフトバンクGほどの規模になれば、引継ぎも生易しいものではなく、体力・気力的な部分とビジネスプレゼンスのバランスを考えるとおそらく40代がベスト。
などなど、色々想像が止まない同社の後継者のトピックはビジネスケースとしても非常に興味深いです。
すごく失礼な例えながら、私の印象はモンゴル帝国に見えています。世界を席巻する、圧倒的に強い戦闘力があり、少し野蛮です。
チンギス・カンも若い時は結構苦労しています。モンゴルが世界に向けて大きくなったのはチンギス40代以降です。
ご存知のようにユーラシアを席巻した帝国を作った後、統制が取れず分裂を繰り返しますが、それぞれの地域に強い遺伝子を残しました。
孫さんの後継者は難しい舵取りをすることになるのでしょうが、携帯キャリア、ヤフーやLINEのメディア、PayPay、アリババ、などソフトバンクをルーツとする会社はそれぞれ生き残りつつもグループとしては形を維持できない、というのがいかにもありそうな未来じゃないですかね
後継者問題については、ご自身も仄めかしていたが、投資会社に衣替えしたことで、バフェットが90歳を超えてもトップに君臨している通り、60代引退は宗旨替えしつつあるのではと推察する。
https://www.economist.com/business/2021/06/17/hard-truths-about-softbank
そして、その志と経営力を担わないといけない後継者選びは、最重要の仕事の一つであり、期限を切らずに行うことを示されました。
しばらくは孫さんの経営が続きそうですね。
ソフトバンクグループ自体、非常に複雑なガバナンス構造と収益構造を構築していると認識しています。そういった意味で取締役会は"長期的"な目で"継続的"に執行をモニタリングすることが極めて重要であると思います。従って取締役の入れ替わりが激しい状況はよろしくなく(変化がないのも大変よくないですが…)、これまでのソフトバンクグループは試行錯誤状態だったのではないでしょうか。新たな体制が機能し、安定するのが株主にとってもすごく良いことなのではと思います。
新たな社外取締役の方は全体像と経営課題をしっかり理解するまで一年は悠にかかると思います。説明する側の事務方はものすごく大変なんだろうな…汗汗
とても尊敬しています。