【必見】もう観た?プロピッカー激推し「名作ドラマ」10選
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
まさか「自称Kコンテンツアナリスト」の私に、日本のドラマ推薦の依頼が来るとは・・・と嬉しいサプライズでした。「私を離さないで」と「白夜行」を推薦致しました。かねてから、この2作品は機会のあるごとに推薦をしており、それがたまたまTBS制作だったという奇遇でもあります。
重いテーマを正面から扱うドラマは、日本では多いとはいえませんし、難しさもあるでしょう。しかしながら、エンターテインメントとしての映像作品でこうした社会問題を取り上げることの意義はとても大きいと思います。
なお、どちらも綾瀬はるかさんが主演していますが、こちらもたまたまです(笑)。もはや日本を代表する俳優で、コミカルな役柄も多い俳優さんですが、この2作品にこそ彼女の真価が現れていると私は感じています。山田孝之さんと綾瀬はるかさんのコンビは「世界の中心で、愛をさけぶ」での共演が有名ですが、本作品ではまったく違った横顔を見せてくれます。
「白夜行」は韓国で映画版でリメイクをされており、同国を代表する俳優のソン・イェジンさん(「愛の不時着」等)が日本ドラマ版の綾瀬はるかさんの役を務めています。東野圭吾さんの原作、TBS制作の本作品、そして韓国版と観るとそれぞれの作品を単体として楽しめつつも、それぞれの良さが一段と際立ちます。また、麻野さんも本作品を推薦していることに驚きです。ぜひ、ドロドロしたドラマについて語り合う機会がほしいと思います(笑)
また、「私を離さないで」は、個人的に日本ドラマ最高傑作だと思っています。これは本記事向けのリップサービスではなく、2020年11月にFacebookの投稿で推薦していました(https://www.facebook.com/kawabata.takashi/posts/10158111242006137)。
カズオ・イシグロの独特の世界観を維持しながらも、原作の舞台である英国から日本版として見事に移植した制作陣には脱帽です。井上芳雄さんがさりげに出演している点もミュージカルファンには見逃せませんし、故・三浦春馬さんの遺作としても時を超えて輝きを残すでしょう。
そして、もう一つのたまたまが2作品とも脚本が森下圭子さん。見事な伏線の張り方と自然な形の回収の手法。鑑賞後も長年、心に問い続ける内容を紡ぎ出す力量にも注目をしたいところです。皆さんが挙げていらっしゃる作品は、どれも私も大好きです。選に漏れてしまいましたが、私が推した過去の作品は「池袋ウェストゲートパーク」でした。ドラマの「ルーキーズ」や、映画「アウトサイダー」「セント・エルモス・ファイアー」などにも共通することですが、改めて見返すと、信じられないくらい豪華な出演者と制作スタッフによって作られた作品であることに驚かされます。今では主役級の俳優さんたちが、売り出し中だった当時を振り返ることで、ある種のタイムスリップ的な面白さがあります。粗削りながらも、キラッと輝く姿を観ることで刺激も貰えます。
加えて、マーケターならではかもしれませんが、こうした原石の輝きを見極める「審美眼」を磨き、大ブレイクする前に登用できるようになれると良いなと思いながら観ています。