「デルタ型」欧州で猛威、英国型より6割強い感染力…2か月弱で「主流」に
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欧州で猛威、とありますが、アルファ型(英国変異株)の時と同様に各国間で流行に時間差がありそうです。記事にもあるようにポルトガルやスペインではデルタ型が多く確認される一方でフランス等ではまだ急激な増加は見られません。
アルファ型の時は英国と並びアイルランド・ポルトガル・スペインで1月に爆発的流行したのに対してフランス等では3月でした。
欧州内でも国境を越えた人の動きがまだ制限されている故の時間差だと思いますが(ポルトガルは今年の5月に英国からの観光客に国境を開いた最初の国の一つです)、所詮時間差であって遠からず他の国にも広がるのは避けられないと思います。人の動きが活発化する7月以降は要注意です(昨年と似たパターンだなぁ)。デルタ株の感染が広がっていますが、やることは同じです。
3密回避、マスク着用、手洗い、ワクチン接種(希望者)。
3密回避とマスク着用は、感染者の呼気中に含まれる、コロナウイルスを含んだエアロゾルの吸引を避けるためです。
手洗いは、手に付着したコロナウイルスを不活性化するためです。コロナウイルスの表面はリン脂質でできており、これはせっけん(界面活性剤)でしっかり洗えば容易に溶かすことができます。
変異株に対するワクチンの中和効果は、野生型に対する効果よりは劣るものの、十分な効果が期待されます。
例えばファイザーのワクチンは、2回の接種完了後はデルタ株感染による入院を96%防ぐ効果があります。
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-06-14/delta-variant-doubles-risk-of-covid-hospitalization-in-study
コロナウイルスのスパイクたんぱくは、1273個のアミノ酸からできています。
アミノ酸の種類は20種類あります。
ウイルスの変異により、これらのアミノ酸のどれかが違う種類に置き換わることがあります。
便宜的にアルファ、ベータ、ガンマ、デルタなどと分類されていますが、実際には何十種類もの変異株が存在します。
こちらの図がわかりやすいです。
https://www.geekwire.com/2020/genetic-sleuths-flesh-story-coronavirus-got-start-washington/
変異は時間の経過とともに起こるため、感染状況が長引くほど多くの変異株が生じます。
要は、「感染力の強い変異型」といっても、ウイルスを構成するアミノ酸の種類がいくつか置き換わったものに過ぎません。>英国での感染拡大は続くが、死亡に至るケースは減っている。6月の1日当たりの死者数は最大19人(21日現在)で、ゼロの日もあった。最大で1日1200人超を記録した第1波、1800人を超えた第2波と比較すると、ワクチン接種の効果が着実に表れていると言えそうだ。
最後のここが大事なのでは?
変異ウィルスが猛威を奮っているが、死者数は二桁違う。
これが、ワクチンの効果なのか?
それとも感染力は強いが、弱毒化してきているのか?
ここの検証が何よりも必要だと思うのですが、何故メディアは不安を煽るような事ばかり記事に(見出しに)するのでしょうか?