半導体産業の政府支援、今年度は最低でも1兆円必要-東エレク元社長
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日本で半導体産業を強くする場合には、製造を強くするのか、設計を強くするのか、あるいは両方を強くすることを考えても良い。製造は設備投資に数百億円以上必要で、設計はソフトウエアと優秀な人材が必要である。設計への投資は、製造の1/10~1/100でよいが、開発に資金が必要だから、キャッシュフローの点でR&D税制優遇やR&Dへの補助金が必要。
台湾は最初にファウンドリ(製造)を強くし、軌道に乗ったらファブレス(設計)を強くした。TSMCは設計できるエンジニアを大量に育成し、ファウンドリの注文をたくさん取った。設計者を多数育てなければファウンドリの注文を取れないのである。TSMCが日本で欲しいのは半導体設計者であり、半年前は大量に募集していた。
半導体設計者を育てることにお金を使うと日本はファウンドリを誘致する意味があるが、ファウンドリを誘致しても日本には半導体ユーザーがいないため、海外の顧客を積極的に開拓しなければならない。>「生活のコメ」だと指摘
衣食住、という言葉がある。
衣"職"食住が適切な表現だという意見もある。個人的には共感する。
コメは食そのものを支えているが、半導体は多くの業界や業務において"職"を支えている。コメとは極めて適切な喩えであり、自分も含めて多くの日本人がそこまでの危機感を抱いていないのだろうなと振り返って感じた。TSMC一社を軸にするのではなくて、Samsungなども含めた戦略はないのかな。
TSMCは台湾だから味方、Samsungは韓国だから敵と見做す考え方があると思いますが、一概にそうとは言えない部分もありそうだけど。