NY株反発、586ドル高 買い戻し、景気回復期待で
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-米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ前倒しへの警戒感が台頭し、ダウは前週後半、1190ドル超下落。週明けの昨日は米主要経済指標の発表もなく、新規の手掛かり材料難の中、投資家が金融市場を見渡す限り株式以外に魅力があるアセットクラスが無い状況で、利益確定の売りの後を受けた先週の反動で、バリュー株を中心に安値拾いの押し目買いが入った。
-押し目買いを誘発した要因は、FRBの変節にも拘らず、10年米国債利回りが1.4903%と依然1.5%割れで安定していることとイールドカーブがフラット化。
-パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の昨夜の議会証言では、「経済活動と雇用は引き続き強まった」「インフレ率はここ数カ月で顕著に加速した」と言及したものの、「インフレ率はFRBの目標に向けて低下する見通し」「パンデミックが依然として経済見通しのリスク」と相場的にはミックスの内容が発表。
-NY連銀のウィリアムズ総裁やダラス連銀のカプラン総裁は、それぞれまちまちな発言。 FRBが一枚岩ではないことが露呈。22日にパウエルFRB議長の議会証言があります。先週のFOMCでの市場とのミスコミュニケーションが解きほぐされ、ドットチャートに関する誤解が解けることが、規定路線になっていると思います。