[18日 ロイター] - ドイツ南部バイエルン州のアイバンガー経済相は18日、米半導体大手インテルと半導体工場の建設について協議していると明らかにした。自動車産業では半導体不足が生産のボトルネック(障害)となっている。

インテルはここ数カ月にわたり、欧州での半導体工場新設に向け、80億ユーロ(約95億ドル)の公的な資金援助を求めてきた。

バイエルン州は独高級車大手BMWが本拠地としている。

アイバンガー経済相はインテルの計画について「強く支持する」と強調。インテルに対し、ミュンヘン西部の空軍基地跡地を工場建設の候補地として提示したと明らかにした。

半導体不足は欧州の自動車メーカーに逆風をもたらしており、ドイツでは新型コロナウイルスで打撃を受けた経済の回復への足かせになる恐れがある。