[北京 20日 ロイター] - 中国人民銀行が刊行する金融時報は20日、市場をミスリードし混乱させるとして、流動性引き締めと政策の方向性を巡る憶測を戒める見解を示した。

金融時報は論説で「人民銀行は『安定』を念頭に銀行システムの流動性を適切で十分な水準に維持しているというのは、単なる漠然としたスローガンではない」と主張した。

その上で、市場参加者は流動性について過度に懸念する必要はなく、根拠のない憶測に基づいて流動性引き締めや変動について予想すべきではないと強調した。