コロナ禍でも大いに伸びた有機ELテレビと、大いにやられたカメラ
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本調査は「デジタル製品とその周辺製品、サプライ品」が対象になっているが、コロナ禍での巣篭もり需要に給付金の影響も重なって、テレビやPCだけでなく白物家電も相当伸びたと言われている。
一方、カメラの販売台数がマイナスだったことについては、環境要因以外に魅力的な製品が出なかったことも要因ではないだろうか。記事にもある通り、独創的な製品を放つDJIは販売量を伸ばしているのだから、(SonyはVLOGCAMとか出してきているのでちょっと違うけど)国内メーカーがあまりにも既存のカメラの枠に囚われすぎるあまり、シュリンクするマーケットの中で高付加価値化を通した生き残り戦略しかできていないと思われる。Netflix等のオンラインコンテンツの伸びによる副産物的なイメージ。もはやハードだけの提供では下請け構図なので、市場変動に左右されやすく持続性も低いという事がよく分かるデータでもあるなと。顕在的なハードとしての競合ではなく、自社のハードを介した、ユーザーの体験や価値そのものを生業としている企業を競合と据え置けるかどうかで、数年ごとの明暗はハッキリ分かれてきそう。