まさにコンクリートジャングル! 新宿西口に「超高層ビル」が集中しまくってるワケ
コメント
選択しているユーザー
353万人ですか…。
「出会いと別れの場所であり、人間と人間の関係が形成されたり断ち切られたりする場所である。
(駅は)都市の住民にとっても、都市にやってくる地方の人々にとっても、そこは未知なるものを発見する冒険の出発点であり、成功あるいは失敗のあとに変える地点でもある」
という美しい表現が平凡社大百科事典(?)に出ていたと記録してあります。
モータリゼーションが進んだ米国にはない風情ですね。
注目のコメント
台地や尾根上の土地は地盤が近い・硬いという、地震に強い建設地としては有望な土地ですが、他方で、上水道が整備されていないと水源の確保が難しい、という性質もあります。
そのため、台地・尾根上の土地は、稲作に適した台地・尾根の麓や、湧水が豊富なより山に近い場所に比べて、歴史的に建物が少なく開発余地がある、という事情もあって、近代に入ってから武蔵野台地が開発されたのでしょう。
…という話は、夏に水場の無い尾根上・稜線上の登山道を歩いていると、身をもって知ることとなります(1敗)。新宿西口の開発の多くは「特定街区制度」を活用しています。都心の開発実務では、用途地域で定められた容積率を、どうすれば合法的に増やせるか?を考えるものなのですが、特定街区は当時最も増やせる制度の一つでした。空地を設けたり、都市に必要な機能を整備することで、容積率を増やすだけでなく、斜線制限なども緩和します。
社会のニーズと地理的条件だけでなく、構造技術や上記の制度設計も重なったことで、新宿西口は作られたとも言えそうです。
なお、後の都市再生特別地区(特区)は、特定街区の運用を基にされています。
https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/cpproject/intro/description_1.html地理的な超高層ビルを建てやすかったのもそうですし、都庁が移動した、する土地があった。地下鉄(新宿線・大江戸線)を通せたのも要因としてあるでしょうね。
副都心として新宿のビル群は集中空調や地下通路直結で練りに練られて作られています。そろそろこの規模の再開発をどこかでやって欲しいですね。