ファミマ、「100円均一」を拡大 コンビニもお得感
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確かにまとめ買いが増えて、消費者の買い物動向が明確ならば、バルク買いで原価下げてPB戦略はありそうな予感。あとは出店戦略、と。
「特にスーパーやドラッグストアが近くにない住宅地などでコンビニが生活必需品を買う場になり、まとめ買いの傾向が増している」
注目のコメント
面白い、今度見てみよう。記事や井口さんのコメントと併せて見ていただきたいが(有難う御座います!)、ついで買いにつながるか。そして仕掛け人はやはり足立さん!
小売業では「マージンミックス」という言葉がある。粗利率が高い商品と低い商品を組み合わせて、全体のマネジメントをすること。
ドラッグストアで食品が安いのがそれの代表的なもの。食品は他のところでも買えるが、医薬品や化粧品などはそうでもない。消費者としては安いところで買いたいし、色々なところを回るのも面倒だし、ついでに買うことも多い。
だから、食品を安くして、頻繁に買いに来てくれるようにして、そこでの粗利が低くても他で儲けることができる。また、多く買いに来てくれれば、様々な商品群でPB商品を作って、売り切ることができ、手ごろな価格で訴求しながらも粗利率も高めやすい。
マツモトキヨシのIR資料をみると商品カテゴリごとの売上高構成比と粗利率やPBの動向が出ているが、上記の通りになっている。
なお、食品スーパーのライフの粗利率を見ると、食品事業で31.1%。ただ総菜が54.7%と高く、ドラッグストアなどでも売っている加工・日配品は26.0%。
マツキヨは食品構成比が小さいが、コスモス薬品などはたしか半分くらいを食品が占め、もっとアグレッシブ。
【商品構成】
医薬品:構成比28.9%、粗利率43.1%
化粧品:構成比34.7%、粗利率32.8%
雑貨:構成比22.1%、粗利率30.5%
食品:構成比9.7%、粗利率15.7%
【PB:アイテム数は基準を2019年3月期に変更】
2017年3月期:売上構成比9.7%、アイテム数2188
2018年3月期:売上構成比10.1%、アイテム数2354
2019年3月期:売上構成比10.6%、アイテム数1499
2020年3月期:売上構成比11.4%、アイテム数1716
2021年3月期:売上構成比12.1%、アイテム数1703
https://www.matsumotokiyoshi-hd.co.jp/ir/briefing.html100円均一ですが、100円均一を目当てで来客する人が増えればプラス。もしくは、100円均一を軸に日用品が安いイメージがつき、100円均一以外の日用品目的での来店が増えれば、成功。
PB商品を見れば、コンビニの日用品の値段って、既にそれなりに安いですし、NB商品も昔のようにスーパーなどの倍みたいな値段なんて事はありません。地域最安値では無いけど、普通と言えば普通の値段。でも、日用品では、スーパーやドラッグストアに勝てない。そのあたりを崩せるか。
嗜好性の少ない商品は、普通に100円均一で買っていいと思います。100円の冷凍食品の野菜とか、アルミホイルとかね。でも、サランラップとか、NB商品のブランドが強いのは、やっぱり100円均一だとあれかなと。
ステルス値上げの件もありますが、そもそも最初から100円で利益の出る容量で作るって言う手もあるんで、必ずしもお得かどうかは、値段だけでなく、総合的に見る必要はあるかなと。
100円ショップのような幅広い品揃えができればいいんでしょうけど、そこまでは広げられないので、中途半端と言えば、中途半端かも。コンビニエンス、利便性が事業の基軸の中核だったコンビニは、コロナ禍でそのコンビニ性がECやウーバーイーツなどデリバリーテックに劣後してしまった。同質化競争から各社が独自の差別化戦略を実行することは消費者にとっても真の選択肢が増えてプラスだと思います。