「イヤホン24時間装着の日が近い」GAFAが本気で参入する動画、スマホの「次の市場」 - ほとんどの日本人が気付いていない
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Voicyの緒方さんやオトナルの八木さんなど、ボイステック系スタートアップによる座談会の様子が記事化されています。弊社代表の宮坂も同席させていただいていますが、音声界隈の話が色々と出てきていますので業界トピックの全体像を知っていただくのにいい記事だと思います。
SNSや動画配信など多種多様なサービスが増えてきている中で、サービス提供者としては突き詰めて考えると「ユーザーのタイムシェアをどう奪えるか?」という命題にぶつかります。ドラマの再放送であれYouTuberの配信であれPUBGであれ、スキマ時間にどうやって利用してもらうか・アクティブなユーザーを増やせるかの勝負です。そういう意味で、見た目やカテゴリが違ってもあらゆるサービスがタイムシェアの奪い合いとして競合環境に陥るかなり熾烈な時代とも言えます。
一方、映像軽サービスはどうしてもユーザーの集中を要求するため他のアクティビティと同時に行うことは困難です。つまり「ながら利用」ができません。それに対し、音声は他のアクティビティと両立する「ながら利用」が可能です。テレビを見ながら車の運転はできませんが、ラジオを聞きながらであれば誰もがやっていることです。
すなわち、料理を作りながら・通勤時間の移動中など、音声であれば他のアクティビティを阻害することなく様々な情報にアクセス可能です(アイズフリー、という言い方をしたりもします)。
したがって音声系サービスは、これまでの映像系サービスではターゲットになっていなかった可処分時間を増やす、すなわち"パイのサイズを増やす"という意味で、GAFA含め多様なプレイヤーが注目している領域であると考えられます。寝てる時と自転車に乗っている時は外してますが、ずっとイヤホン生活分かります。
良い悪いのご意見はあるかもですが、会社でもリモート会議も音声のみのものが多く(画像や動画共有もあるからかもしれませんが、人の顔をみたいよりも)、聞きながら話しながらウロチョロ&作業生活をしています。
ただの「音声コンテンツ」論ではなく、「生活に潜り込んできている視点」がオモシロい。
本も読んでみます!