[東京 18日 ロイター] - 東芝の永山治取締役会議長は18日、株主宛ての書簡を公開し、投資家調査機関makinson cowellを起用して、株主から匿名で意見を募ることを明らかにした。

自身の進退については「皆様が享受すべきガバナンスとリーダーシップを提供する。現状に安住することなく、前向きな変革者であり続ける」とのみ記した。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は17日、永山氏とのインタビューを掲載。取締役会の刷新と新たな最高経営責任者(CEO)選任により問題解決のめどが立ち「全体が正しい方向に向かっていることを確認」すれば、辞任を検討する考えを明らかにしたと報じた。

同社は25日の株主総会で、永山氏の再任を提案する方針。米国の議決権行使助言会社インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)は、選任に反対を推奨している。