[17日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスは、15─16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受け、米連邦準備理事会(FRB)による新型コロナウイルス禍後の最初の利上げ時期の見通しを2023年に前倒した。 

FRBが16日に発表した最新の金利・経済見通しでは、当局者18人中13人が23年までの利上げを予想し、うち11人は0.25%ポイントの利上げが2回行われると予想した。7人は22年中の利上げを予想し、より大胆な引き締めに動く可能性が浮上した。

これを受け、ゴールドマンはこれまで24年第1・四半期としていた最初の利上げ予想時期を23年第3・四半期に前倒しした。

ただ、インフレが予想を下回ったり、財政刺激策の効果が薄れるに従い経済成長が鈍化したりする可能性があることを踏まえ、FRBが実際に23年末までに利上げを実施する確率は「50%を若干超える程度」との見方を示した。