[17日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が17日に発表した5月の米景気先行指数は114.5と、前月から1.3%上昇した。上昇は3カ月連続。2020年1月に付けた直近の高水準を上回り、米経済が新型コロナウイルス感染拡大で引き起こされたリセッション(景気後退)から回復し続けていることが示唆された。

上昇率はロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。

CBの経済調査部シニアディレクター、アタマン・オジルディリム氏は「先行指数の改善の裾野は広く、失業保険申請件数が最も大きなプラスの影響を及ぼした。マイナスの影響を及ぼしたのは住宅着工件数のみだった」と述べた。

一致指数は0.4%上昇。3カ月連続で上昇した。遅行指数は2.2%低下。前月は3.0%上昇していた。