AP通信「軽微な犯罪で容疑者の名前は掲載しない」
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軽微な犯罪により名前が残ってしまうのも問題ですが、逮捕報道の殆どが以降の起訴、公判手続きの報道がされないのが問題かと。逮捕された方はあくまで容疑者でしかありません。
リソースの問題でそのような現状がかわらないのであれば、名前を掲載しないのは理にかなっていると思います。
インターネットの影響力が背景にあるかもしれませんが、永久に残るという点では、当然ながら紙の時代からそうでした。
注目のコメント
AP通身がそういう判断をしたことに時代の変化を痛切に感じます。私たちは「新聞記事は歴史書の最初の草稿である」という有名な言葉に誇りを持ち、それゆえ実名報道は譲れないという立場をとっています。欧米メディアはその信念がより強いと思います。ただ、インターネットの登場は、その信念に大きな揺さぶりをかけています。デジタルタトゥーの言葉があるように、ネットに出た名前は現状では永遠に消えません。有名な言葉にある「草稿」ではなく、タイムラインに現在の言葉として流れ続けることをどうとらえるのか、という重い問いかけを突きつけられています。日本の新聞は、とりあえずの解決策として、ニュース価値の小さい事件の当事者名はネットには出さない、ネットに出た事件の当事者名は一定期間で削除するという手法をとっています。しかし、それでも当事者名をシェアしたり、紙面をスクショしてネットに上げられれば、ずっと消えません。報道のあり方について解体的で根源的な議論を求められています。
なかなか線引きが難しいところですが、以前から、容疑の段階で実名報道されることには疑問を持っていました。容疑の段階で実名報道することは、憲法違反?とかの懸念はないのですかね。
逆に刑が確定したことは一部の重大事件を除いて報道もされない。何か逆のような気が。
直接は関係ないですが、同じく疑問に思っていたのが、(一部のコラムなどを除き)報道記事には記者の方の実名を書かないのはなぜでしょうかね。特に、どう見ても事実の報道だけでなく、記者個人または会社の主張が明確に入っている記事でも匿名なのは疑問でした。ひどい言い方をすると、匿名だとネットの書き込みと変わらないような気がします。信念もって書いて会社のチェックも入った主義主張ならば実名が当然な気もします。
個人を特定されると危険なこともあるということなのでしょうか。