[15日 ロイター] - 米配車大手リフトは15日、カリフォルニア州サンマテオ郡のサンフランシスコ・ベイエリアの一部で地元の電力会社と提携し、相乗りの運転者向けに電気自動車(EV)を貸し出す実験を今年秋から始めると発表した。

リフトのプラットフォームで約100台から始める計画。提携する同郡のペニンシュラ・クリーン・エナジーは総額50万ドルの奨励金を提供し、EVのレンタル代がガソリン車並みに抑えられるようにする。同社は2025年までに供給するエネルギーを100%再生可能エネルギーにすることを目標にしている。

リフトによると、具体的な料金や車種はこれから決める。運営に当たるのは、地域の自動車ディーラーと組んで車を1週間ないし長期で貸し出すサービスを手掛けるリフトの「フレックスドライブ」部門。

リフトは既にEV貸し出しをワシントン州シアトルやジョージア州アトランタ、コロラド州デンバーで、韓国・起亜自動車の「ニロ」と米ゼネラル・モーターズ(GM)の「シボレー・ボルト」を使って実施している。