[15日 ロイター] - 中国でトラック配車サービスを手掛けるスタートアップ企業、満幇集団(フル・トラック・アライアンス)は15日、ニューヨーク証券取引所への新規株式公開(IPO)に伴う米国預託株式(ADS)の仮条件を1ADS当たり17─19ドルに設定した。企業評価額200億ドル超が視野に入る水準。

発行数は8250万ADSで、最大15億7000万ドルを調達する。リフィニティブのデータによると、実際にこの額を調達した場合、1月に米IPOで14億ドルを調達した中国の電子たばこ企業RLXテクノロジー(霧芯科技)を上回り、今年の中国企業による米上場で最大となる。

ADS1単位はクラスA株20株に相当する。

同社は中国国内の荷物輸送が必要な人と登録トラックドライバーをつなぐ携帯電話アプリを運営。

昨年11月に17億ドルの出資を得た際は、評価額が120億ドル近くに達したとロイターは報じていた。ソフトバンクグループのビジョン・ファンドやセコイア・キャピタルなどが出資者に名を連ねた。

満幇には中国のテンセント・ホールディングス(騰訊控股)も出資している。

IPOの幹事証券はモルガン・スタンレー、中国国際金融(CICC)、ゴールドマン・サックスなど。

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