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創薬AI開発へ、製薬17社が「社外秘」データ提供…オールジャパンで候補絞り込み

読売新聞
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が、武田薬品工業など国内製薬企業17社の「社外秘」のデータを使い、新薬の候補物質を効率よく探す人工知能(AI)の開発に乗り出した。これほど多くの製薬企業がデータを持ち寄り
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国が主導するオールジャパンでXXというのは、グローバルで勝つこと目指している風の定型漫才だと思えてきた。毎回、箸にも棒にもというオチが見えてるから。政府が道化師となって国民を笑わせてくれてる方が、ただ同じ失敗繰り返してるという現実より救いがある
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製薬企業が創薬を行う際、特に低分子化合物に対しては、理論的に医薬品としての有効性が認められそうな科学式や立体分子構造をもつ「候補」を大量にストックし、そこから絞り込んだり改変したりして、より適切な「候補」を絞り込んでいきます。この手法はすでに数十年の歴史を持ちます。候補は、製薬企業の金庫のようなところに保存されますが、研究の重点領域から外れるなどして「ほぼ死蔵」されているものも多くあります。

一方で当面使わなくなった「化合物」を、例えば人的つながりなどがあるベンチャー企業に導出したり、研究者がスピンアウトして医薬品として開発するビジネスモデルもありますが、日本では、このレベルでのオープン・イノベーションは盛んではありません。理由は、科学者に特化した業務をしている研究員ではそこからお金を稼ぐ仕組みをあまり知らないからであり、終身雇用の中で興味も生まれにくいこと。また、企業もそこから知財収入を得る仕組みを知らず、むしろ手の内が流出するとして、ネガティブにとらえていたからだと思います。

武田薬品工業は、日本国内での低分子化合物の創薬からはほぼ撤退し、生物学的製剤を主要対象とし、研究拠点を海外に移しました。現在国内では、リサーチパーク事業を通じて、他社にインフラを提供する側としての事業が主力になっています。武田薬品工業が数十年間にわたりストックしていたライブラリーは膨大にあり、一方で、これを使って自社が創薬につなげる可能性はほとんどないため、他社に利用価値を見つけてもらうことに価値を見出しているのだと思います。

今回の報道は、上記のような背景のなか、政府が呼びかけ他社も参加する計画があることだと思われます。創薬の場合は、ライブラリーの中から優れたものが出てくることがあるので、興味深い取り組みだと思います。医薬品候補のスクリーニングには、従来から情報技術を多用していましたので、「AI」という言葉についてはその延長線上だと思います。
製薬大手の売上高研究開発費率は約2割にも達する高水準であるものの、新薬を発売日するまでには10年以上もの期間を費やします。

新薬発売日までのプロセスは、おおむね基礎研究、非臨床試験、臨床試験、承認申請の4段階に分かれています。
まず、基礎研究として、疾患の原因となる分子を定めた上で、薬の候補となる物質を探します。植物や微生物などから取り出したり、おるいは人工合成したりして、物質の性質や構造を調べたりするプロセスです。研究員の知識と経験に基づき、組み合わせを考えては評価するという試行錯誤が行われていました。

次の非臨床試験では、動物や培養細胞を対象に実験を行い、物質の有効性や安全性を調べます。その後、臨床試験で人を対象とした有効性や安全性を確認します。最後に厚生労働省へ申請し承認されればようやく薬を販売することができます。

基礎研究プロセスにおいて、薬の候補となる物質を探し出す部分にAIを活用できます。疾患の原因となる標的を見つけて化合物を生成するわけですが、標的と化合物の組み合わせは無限に思えるほど存在します。そこで化合物を選抜・最適化する部分にAIを活用し、生成するまでの期間を短縮することができます。
「オールジャパンで専門知を結集し、最適化の効率をAIに担わせる」というアプローチは、製薬業界に限らず、日本の他の業界にも応用できるのではないかと思います。世界に挑むには、それぐらいしないとダメなのではないかと。
社外秘だけど、企業秘密は守れるくらいの情報をする、ということなのかしら
「これほど多くの製薬企業がデータを持ち寄り、創薬のためのAIを共同開発することは、世界でも例がない」と読売新聞はしています。
ということはこの分野に携わる研究者は生涯で一つでも実用化される化学物質を開発できたら御の字という世界なのですね。
"薬の候補物質が実用化される確率は約2万2400分の1程度で、通常はひとつの薬を作るのに10年以上かかる。"
武田薬品工業株式会社(たけだやくひんこうぎょう、英文:Takeda Pharmaceutical Company Limited.)は、大阪府大阪市中央区と東京都中央区に本社を置く日本の製薬会社である。タケダ、Takeda、武田薬品とも略称される。日経平均株価及びTOPIX Core30の構成銘柄の一つ。 ウィキペディア
時価総額
5.73 兆円

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