[ブリュッセル 15日 ロイター] - 欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は15日、新たな対ロシア戦略は、ロシア政府に抵抗し、抑制し、同時に関与することを基本とすると述べた。

EUの執行機関である欧州委員会は16日にロシアに関する新たな報告書を公表する。ボレル氏はこれに先立ち、「われわれは抵抗し、抑制し、同時に関与しなければならない」と指摘。EUとロシアの関係は「最低レベル」であり、「これを改善するのは難しい。事態はすぐに好転しないだろう」とした。

また、ロシア政府が方針を変更すれば、EUは同時にロシアとの関係を改善する用意があるとした。