2021/6/18

【提言】イノベーションを起こすには「ボケとツッコミ」が必要だ

NewsPicks編集部

NewsPicks編集部

まるで預言者のように、新しい時代のムーブメントをいち早く紹介する連載「The Prophet」。今回登場するのは、デザインストラテジストの太刀川英輔氏だ。

太刀川氏は、生物の進化と同じく、変異と適応を繰り返す思考法「進化思考」によって、誰もが創造性を諦めることなく発揮できるようになると説く。

前編では、太刀川氏の著書『進化思考──生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」』（海士の風）のエッセンスを紹介しながら、創造性とはいかに体得できるかを解説した。

この後編では、誰もが創造性を発揮するために、ビジネスの組織やマネジメント、ひいては教育に求められるものとは何か、太刀川氏へのインタビューで迫る。

INDEX

• 創造性は「科学」できる
• ボケとツッコミで創造は磨かれる
• 生き残りに必要な「ガチャ」
• 大事なのは、つながりを探求すること
• 学習指導要領に変異と適応を

コメント

注目のコメント

• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2021年06月18日

  人間を含め、生物はみな環境適応能力をもって生まれてきているはず。それをうまく使いこなせていない人が多い。特に日本は単一民族種のかたまりで、変化を好まない。考え方、生活行動が画一的になるきらいがあります。
  
  ただし、そのおかげで、俳句や茶の世界のように、削ぎ落とす文化も生まれました。この感性を日本人なら誰もが持っている。「素」をもっと伸ばせれば、おもしろいことになりそうです。
• 金谷 亜美

  NewsPicks for Kids編集長/NewsPicks Studios

  ・2021年06月18日

  モノやサービスがあふれ、脱成長も叫ばれるようになってきた今、「創造」とはどうあるべきか。
  
  『進化思考』著者の太刀川さんは、これからの創造に欠かせないのは、周囲との「関係性」に目を向けることだと言います。
  
  さらに「イノベーションを生むための組織づくりやマネジメント」「次世代への創造性教育」まで、これからのビジネスや社会に必須となる視点について、たっぷりとお話を伺いました。
• 太刀川 英輔

  NOSIGNER 代表

  ・2021年06月19日

  進化思考の「解剖」「系統」「生態」「予測」「変異」を、義務教育の授業の(裏)5教科にできたら、この国の創造性は爆上がりすると思っています。本気で狙いたい。 #進化思考