2021/6/17

【新】創造力は誰でも磨ける。革新的デザイナーの最強思考法

NewsPicks編集部
変化の多い今の時代、新規事業の開発や商品・サービスの企画など、新しいアイデアやイノベーションが常に求められている。
とはいえ、世の中にインパクトを与えるだけの創造性を発揮するには天賦の才やセンスが必要であり、普通の人間にはなかなか難しい、と考えてはいないだろうか。
しかし、あらゆる創造にはパターンがあり、誰でも体系的に身につけることができると唱えるのが、『東京防災』などを手掛けたデザインストラテジスト・太刀川英輔氏だ。
創造の体系化にあたって同氏が注目したのは、「生物の進化」だ。
あらゆる生物の種が、さまざまな変異を起こしながら、環境の変化に適応することで進化し、今日まで生き残ってきた。
この進化の構造をもとに創造を体系化し、一冊にまとめたのが、太刀川氏の初の著書『進化思考──生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」 』(海士の風)だ。発売後1週間で3刷3万部を突破し、話題となっている。
創造性とは、いかにして体得できるものなのか。
今週の「The Prophet」では、同書のエッセンスを紹介しながら、太刀川氏へのインタビュー(後編)も交え、その本質に迫る。
INDEX
  • 創造は再現性のあるメソッドである
  • 進化と思考の構造
  • 変異の9パターン
  • 適応の4パターン