【玉石混交】ESG投資の「真実」を見極める方法
- 「エシカルな卵」を巡る訴訟
- ESGを判断する難しさ
- 動物保護団体の言い分
- ESG投資のチェックポイント
- 「現実的な見方」も必要
- 「リーダー」を自称する企業に注意
- 企業に「変革」を促す方法
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今は「エシカルコンビニ」など、「言ったもの勝ち」になっていますが、いよいよ真にエシカル・サステナブルな取組みとSDGsウォッシュ(見せかけ)を見極める時期に入りつつあります。
まず国際レベルでもISO(国際標準)で「サステナブルファイナンス」や「サーキュラーエコノミー」の定義が議論されていますので、これらも早晩「言ったもの勝ち」ではなくなります。
今後の大きな方向性は
「Sustainable」(自然環境が自ら再生・回復できるスピードの範囲内で事業を行うこと)や「Ethical」(これに人権や動物愛護等の概念も加えたもの)と
「Less-Harmful(Harm Reduced)」(サステナブル・エシカルとは言い切れないが、これまでの事業よりは環境・人権等への害悪が抑えられていること)に
区別がされることになるでしょう。
大事なルール形成として注目しましょう。
「安心、安全、エコ」などをうたい文句にしている商品はいくらでもありますが、そういうことをした企業が米国では告訴されることがある、という話です。
訴訟は米国では最も盛んなスポーツといったところがありますが、当然ながら、この競技も勝たなければ意味がありません。消費者団体などが告訴するとしても、勝てる相手を告訴します。訴訟に莫大な予算をとれる企業、たとえばウォルマートを告訴したりはしないでしょう。中小ながら、社会的に注目されている企業が狙われます。
米国では、人種問題でも環境問題でも、訴訟で社会が変わります。「社会を変えたい」と本気で考えるのであれば、弁護士になるか、訴訟の資金を集めるところから始める場合が非常に多くあります。
この記事ではESG投資の注意点が書かれていますが、本当にESG投資に基づいているのはどういう企業かといったことではなく(「本当に」とか言い出すといくらでも突っ込みどころが出てくるので)、下手にESGをうたっている企業は、告訴されて株価が急落する危険があるので、気をつけた方がいい、という内容です。
こうした話は、結構前からありサプライヤーをどこまでさかのぼってみるべきかなど結構難しい点はまだまだ多いと思います。
ちなみに、最近のWSJでESG企業の株価の良し悪しは、ランキングする会社によって全く異なるという記事がありました。
https://www.wsj.com/articles/how-esg-stocks-perform-depends-on-who-ranks-them-11623403803?mod=itp_wsj&ru=yahoo
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