[10日 ロイター] - 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は10日、米アマゾン・ドット・コムが欧州連合(EU)のデータ保護法に基づき4億2500万ドル超の罰金を科される可能性があると報じた。

同紙が関係筋の話として伝えたところによると、ルクセンブルクのデータ保護委員会「​CNPD」がEU加盟各国のデータ保護当局に対し、アマゾンのプライバシー慣行について決定案を示し、罰金を提案した。

アマゾンはルクセンブルクにEU本社を置いている。

WSJによると、今回の件はアマゾンによる個人情報の収集と使用に絡み、EUの「一般データ保護規制(GDPR)」への違反が関連しているという。

アマゾンはコメントを控えた。

GDPRは企業に対し、個人情報使用に際し本人の承諾を得ることを義務付けており、違反すれば多額の罰金を科すとしている。