2021/6/14

【直撃】84万人が課金する「クロスワードパズル」の秘密

NewsPicks編集部 記者
全世界で780万人もの有料購読者を抱えるニューヨーク・タイムズ(NYT)。
そのうち、84万人以上が「ゲーム」を遊ぶためだけに購読しているのをご存じだろうか。
NYTのアプリ上では、「クロスワード・パズル」や、与えられた7文字からできるだけたくさん単語を生み出す「スペリング・ビー」など様々なゲームが提供されており、クロスワードに特化したアプリもある。
これらのゲームは毎日限られた数だけ無料でできるが、無制限で遊ぶには月5ドル(NYTのニュース購読者は2.5ドル)の購読料が必要だ。
ゲーム単体の購読者は84万人以上おり(2020年末時点)、その数は増加の一途をたどっている。
2020年9月には、ゲーム事業のトップとして、エレクトロニック・アーツやジンガなど大手ゲーム会社で副社長を歴任したジョナサン・ナイト氏を採用した。
NYTの購読において、なぜゲームが重要な役割を担っているのか。良いゲーム体験とは、どのように生み出されているのか。
NewsPicks編集部はナイト氏を直撃。あらゆるプロダクト開発に通ずる、敏腕プロデューサーのノウハウがつまったインタビューをお届けする。
INDEX
  • きっかけは「第2次世界大戦」
  • 「気持ちいい体験」の正体
  • クロスワードにも「ソーシャル」が効く
  • NYTという「プラットフォーム」

きっかけは「第2次世界大戦」