2021/6/11

【解説】121ページの「東芝報告書」に、記されていたこと

「本件調査者は、本定時株主総会が公正に運営されたものとはいえないと思料する」
6月10日、東芝の株主に選任された弁護士らで構成される第三者委員会は、調査報告書を公表した。
その結論には、東芝だけでなく、経済産業省の職員も法令違反を問われかねない衝撃的な内容が記されていた。
調査の内容は、今から約1年前の定時株主総会について。東芝が「モノ言う株主」の提案を妨げるために様々な画策をした疑いに関するものだった。