コロナ禍で製造業の国内回帰が進んだ米国で、浮き彫りになった「現実」
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注目のコメント
製造業は、まさに鎖のように繋がっているからこそ、一度繋がりが切れると、もしくは異なる繋がりができてしまうと、非可逆的な連鎖反応を生む。コロナ禍で国内回帰というけど、大きな流れを逆転させるまでには至らない。
我々の製品にしても、日本・米国・中国・韓国・台湾に加え、アジア各国からの部品に支えられており、この記事の製造機械が1個7ドルのセンサーに泣いたように、1個数十銭の部品一つ足りないだけで完成品が造れない事態に陥りかねない。
マクロ政策的には回帰を議論するのは良いけど、事業者単位では何とか多様化・冗長化を図って生き延びないと。産業集積を作るのは難しい。オバマ時代に「Made in America」を掲げたが、結局戻らなかったと思う（数値で検証までしていないが）。
Saitouさんのコメントに重ねると、それは教育から始まる部分も多い。日本の戦後の造船業→化学工業→電子工業といった産業の勃興には、大学での電子工学科などからの集中的な人材供給が背景にあったと記憶していて、またそれによって製造業バリューチェーンが広く整ったことが、それらを総合的に必要とする自動車を下支えていたりもする。
とても時間がかかるし、一度逆回転するとなかなか戻しにくい。
