【ベクトル 会長】無知は強い。経験も実績もないから突破できた
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『戦略PR」はおそらく大手で考えている人もいたのではと思います。しかし、上の人はこれまでのやり方がいいといい、社内の利害関係だったり、顧客の要望を聞いていくと今一つ本格的に踏み切ることができなかった。そこをベクトルがついた。…これはイノベーターのジレンマの裏側の実例かなと思います。
ベクトルの創業者・西江肇司氏の連載第4回です。
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PR事業への参入は約20年前。後発だったが、「戦略PR」を武器にして、あっという間に業界のトップに躍り出た。
2012年に東証マザーズに上場。14年には東証一部へ。2021年2月期の連結売上高は372億円。40数社をグループ傘下に置き、東証一部上場企業のPR TIMESをはじめとした上場会社も生み出した。
ベクトルは今、「アジアナンバーワンのPRグループ」から「ファストカンパニー」へとコンセプトを更新。1000億円規模のPR業界だけでなく、6兆円規模の広告業界の市場へと踏み出そうとしている。創業者・西江肇司氏の思考と行動を探った。(全7回)
■第1回 人々にモノを認知させる方法が変わった
■第2回 ゴールを決めて逆算し、何をやるかを構造化する
■第3回 インチキPR会社のおかげで知ったPRビジネス
■第4回 無知は強い。経験も実績もないから突破できた
■第5回 調子に乗って起こした「ラーメン大やけど事件」
■第6回 日本人は中国の現実を見ようとしていない
■第7回 目標は狙わなければ達成できるはずがない中途半端にあるレベルのノウハウや経験があると、実施しない理由を探してしまって、やらない方向に進めることに結局時間を費やしてしまう。
周囲からも辞めた方がいいと、良かれと思って言われた言葉がバイアスに繋がったりと、やるための理由より、やらない理由が前に出てきてしまうのですよね。
そういう意味では無知であるところからのスタートはやらない理由に追い込めないので、言い訳が見つからない、そうなれば前に進めるしかないという観点で強いですよね。