2021/6/10

【新】「普通の人」が社会を変えるための、最強の仕組み

NewsPicks編集部
「企業の社会的責任」が問われるようになって久しい。最近では、経済価値と企業価値の両立を目指してSDGsに取り組む企業も増えている。
そうは言っても「結局、ビジネスの本質はお金儲け」という部分は、なかなか揺るがないところだろう。
貧困や環境問題などの社会課題をビジネスによって解決する「ソーシャルビジネス」は、注目を集めはしても、「儲からないから」という理由で敬遠されがちだ。
そんな中で、ソーシャルビジネスのみを生業としながらも、年間55.4億円(2020年度)を稼いでいる異色の企業が、ボーダレス・ジャパンだ。
年商はこの10年間で約18倍に。「儲からない」はずのマーケットで、同社が成長を続けている理由とは?
その画期的な「仕組み」を解き明かしたのが、ボーダレス・ジャパン代表取締役社長・田口一成氏の初の著書である『9割の社会問題はビジネスで解決できる』(PHP研究所)。発売直後からネット書店で品切れになるなど、大きな反響を呼んでいる。
今週の「The Prophet」では、同書のエッセンスを紹介しながら、田口氏へのインタビュー(後編)も交えて、ボーダレス・ジャパンが仕掛ける「ソーシャルビジネス革命」の核心に迫る。
INDEX
  • 40もの事業を手がける理由
  • 「起業のハードル」を徹底的に下げる
  • ビジネスモデルより「志」を重視
  • 起業家を支える「相互扶助」の仕組み
  • 「失敗」へのセーフティネット